名刺交換の基本マナー

名刺は顔

　介護業界では名刺交換をする機会は少ないですが、だからこそ名刺の扱い方をしっかり把握し、失礼のないよう気をつけたいもの。相手からもらった名刺はもちろん、自分の名刺も汚したり折ったりしないようていねいに扱い、また、日付やふりがなを記入したい場合、あとで本人のいないところで書き込みましょう。

　机越しではなく、相手の前へ進み出ます。移動できない場合は、机越しでも構いませんが、必ず立って両手で受け取ります。その際、文字やロゴマークを指で隠さないよう気をつけ「頂戴します」と伝えましょう。

　名刺を受け取ってすぐしまうのではなく、机の上、自分の左側へ並べ、自分の名刺入れを持っている場合はその上に乗せます。複数名から受け取った場合は重ねないようにしましょう。

　外など、手元に出しておけない状況の場合は「失礼します」と言って名刺入れに入れるか、なければ手帳などにていねいに挟んで鞄へしまいます。

　名刺入れから出し、名刺を名刺入れの上に乗せて両手で差出し「〇〇事業所、○○の〇〇〇〇と申します」など、会社名、肩書、フルネームをお伝えします。

　渡しながら受け取る名刺交換を行う場合は、自分の名刺を右手で渡し、相手の名刺を左手で受け取ります。名刺を渡したあと、右手は受け取った名刺に添え、両手で持ち直します。

　受け取ったあと「私は名刺を持っておりませんので、失礼します…」または、名刺を忘れた場合「名刺を切らしておりまして、申し訳ありません…」と述べてから名乗ります。