人間関係が原因の退職理由

 

　いじめを受けた、パワハラを受けた、職場の雰囲気が悪かったなど、「人間関係」が原因で転職活動や退職する人は少なくありません。「コミュニケーション能力が低い」「ストレス耐性が低い」という印象を持たれないように、準備しておきましょう。

 

態度で伝える

 

　話す内容や言葉選びだけではなく、表情や所作、声の大きさや口調なども重要です。暗い表情でボソボソと話していては、前職のトラブルを引きずっているように思われかねません。面接官の目を見て堂々とハキハキ話しましょう。

 

ポジティブサンドウィッチ

 

「退職理由は、もっとチームワークを大切にして働きたいと考えたからです。

前職で働いていた部署は噂話や悪口が多かったため、トラブルが発生しても報告ができない人もいて、問題が大きくなってから発覚することが多々ありました。私は、総務と連携して対策を講じましたが、改善は難しく、今のところ部署異動も難しいということでした。

得意不得意を補えるのがチームだと思います。私は、もっと周りとコミュニケーションを取りながら仕事ができる職場で心機一転頑張りたいと思い、退職を決意しました。」

 

　悪口が多くて嫌だったという事実を「もっと周りと協力して仕事がしたい」と変換して伝え、さらに「チームワーク」「コミュニケーション」「心機一転」というようなキーワードで挟み込むことで、印象はぐっと良くなります。また、最後に志望動機へ繋げて伝えても良いでしょう。